2025年3月の記事一覧
【サッカー部】 横田退任挨拶
緑陽高校サッカー部の保護者の皆様、並びに歴代OBの皆様、いつも多大なるご支援ご声援ありがとうございます。横田は、今シーズンをもって退職となり、再任用として同じ十勝管内の学校に異動することになりました。
緑陽高校45年の歴史の中で、平成12年から半分以上の25年間務めたことになります。いつかはこの日が来ると、覚悟はしていました。しかし、現実に突き付けられると、受け入れがたい自分がいます。もう少しここで携わっていたいという思いがあります。誰よりもこのチームに愛着を感じ、断腸の思いで離れがたく思っているのは他ならぬ自分です。
この25年間、ナイター、プレハブ部室、トレーニング倉庫、アルミゴール3組、トレーニング器具、芝生、グランドの水はけ等の環境を、保護者の力添えで私学並みに整えることができました。
また、専門委員、2種委員長、技術委員長、U-17地域対抗戦北海道代表監督、47FAチーフインストラクター(シニアチューター)等を歴任し、多くのサッカー発展事業に携わらせていただきました。特に各種ライセンス講習会やリフレッシュ講習会では講師として、多くの指導者の方と関わりを持つことができました。
さらに、B級、A級ジェネラル取得の際には、全国の指導者、並びに年代別日本代表やJリーグで監督・コーチをしている方たちとともに学ぶことができ、それらをチームに還元することでより高い戦術を組むことによってチームが進化していったように思います。
緑陽高校で出会った多くの生徒たち、そしてサッカー部に至っては424人の卒業生を送り出したことになります。本当にいろいろな思い出が走馬灯のように蘇ってきます。結果が出た時も結果が出なかった時も変わらずに、ただひたすらにひたむきにボールを追いかけた1人1人の顔が浮かんできます。それは自分が現役の頃に、同じようにきつい思いをしながらボールを追いかけた姿にオーバーラップします。その姿に励まされ、気づけば25年が経っていました。
また、昨年のOB戦では100人を超える卒業生が集まってくれたこと。関東、関西方面に住んでいる普段帰省しないOBまでもが、わざわざ参加してくれたこと。本当に感謝しかありません。一人一人が立派な社会人となり、父親となり、母親となり、しっかりと自分の人生を歩んでいることを嬉しく思います。
その中でも、旭川実業高等学校コーチ仁科拓也、(公財)日本サッカー協会1級審判員板矢智志、(公財)日本サッカー協会熊本宇城アカデミーコーチ守内魁、北海道サッカー協会事務局員水野夏綺、フットサルソルプレーサ代表大久保航也をはじめとして、小中校の先生としてサッカーに携わっている青木優貴、嶋崎耕太郎、青山拓矢、亀谷知樹、西倉悠作ら、この業界で「横田チルドレン」と呼ばれる後継を多く残していくことは、何よりも誇らしいことです。
緑陽高校サッカー部はこれからも続いていくクラブです。後任の先生が、更なる高みに導いていってくれるものと信じています。
最後になりますが、共に戦ってくれた選手、スタッフ、そして緑陽高校サッカー部に関わる全ての皆様に支えていただいたことに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
チームは離れますが、緑陽高校サッカー部の最大のサポーターとして、今後もチームを応援していきます。試合会場でお会いしましたら、是非気軽に声をかけていただきたいと思います。
25年間、本当にお世話になりました。
【サッカー部】 サホロトレーニング
九州宮崎遠征に行く前に、少しでも大きなピッチでの感覚を取り戻すために、3月15日(土)、16日(日)の両日、サホロアリーナで午前、午後の2部練習を実施しました。
1日目の午前中は前線からの守備、午後からはそのハイプレスをかいくぐるビルドアップ、2日目の午前中はゴール前の守備、午後からはその守備を打ち破るアタッキングサードの崩しをテーマにトレーニングを行いました。それぞれのトレーニング前に、国内および世界のテクニカル映像を見てイメージを膨らませ練習に入りましたが、忘れかけていたことも再度確認し、昨年秋までのコンセプトを思い出しながら徐々に感覚を取り戻しているようでした。
冬期間のフィジカルトレーニングと基礎技術の成果が特に1年生に表れており、デュエルやインテンシティも上がっており、グランドに出るのが楽しみであり、待ち遠しい2日間となりました。
本校の戦術的コンセプトを早く整理、理解、吸収し、グランドで表現できるようになってほしいと思います。
卒業式【サッカー部】
本校にしては少ない11名のサッカー部の卒業生が巣立っていきました。本校初の高円宮杯U-18サッカーリーグ2024北海道FAリーグに参加し、悪戦苦闘した代でした。
少数ながらもしっかりと緑陽高校サッカー部の伝統を引き継ぎ、釧路公立大学、立教大学、武蔵大学、北翔大学、札幌国際大学、道開発局(道職員)等、文武両道、進路実績もしっかりと残して後輩に範を示しました。
本校を卒業しても、ここで学んだこと、培ったことを糧として、しっかりと自分の人生を歩んでほしいと思います。