[活動報告]
【サッカー部】 横田退任挨拶
緑陽高校サッカー部の保護者の皆様、並びに歴代OBの皆様、いつも多大なるご支援ご声援ありがとうございます。横田は、今シーズンをもって退職となり、再任用として同じ十勝管内の学校に異動することになりました。
緑陽高校45年の歴史の中で、平成12年から半分以上の25年間務めたことになります。いつかはこの日が来ると、覚悟はしていました。しかし、現実に突き付けられると、受け入れがたい自分がいます。もう少しここで携わっていたいという思いがあります。誰よりもこのチームに愛着を感じ、断腸の思いで離れがたく思っているのは他ならぬ自分です。
この25年間、ナイター、プレハブ部室、トレーニング倉庫、アルミゴール3組、トレーニング器具、芝生、グランドの水はけ等の環境を、保護者の力添えで私学並みに整えることができました。
また、専門委員、2種委員長、技術委員長、U-17地域対抗戦北海道代表監督、47FAチーフインストラクター(シニアチューター)等を歴任し、多くのサッカー発展事業に携わらせていただきました。特に各種ライセンス講習会やリフレッシュ講習会では講師として、多くの指導者の方と関わりを持つことができました。
さらに、B級、A級ジェネラル取得の際には、全国の指導者、並びに年代別日本代表やJリーグで監督・コーチをしている方たちとともに学ぶことができ、それらをチームに還元することでより高い戦術を組むことによってチームが進化していったように思います。
緑陽高校で出会った多くの生徒たち、そしてサッカー部に至っては424人の卒業生を送り出したことになります。本当にいろいろな思い出が走馬灯のように蘇ってきます。結果が出た時も結果が出なかった時も変わらずに、ただひたすらにひたむきにボールを追いかけた1人1人の顔が浮かんできます。それは自分が現役の頃に、同じようにきつい思いをしながらボールを追いかけた姿にオーバーラップします。その姿に励まされ、気づけば25年が経っていました。
また、昨年のOB戦では100人を超える卒業生が集まってくれたこと。関東、関西方面に住んでいる普段帰省しないOBまでもが、わざわざ参加してくれたこと。本当に感謝しかありません。一人一人が立派な社会人となり、父親となり、母親となり、しっかりと自分の人生を歩んでいることを嬉しく思います。
その中でも、旭川実業高等学校コーチ仁科拓也、(公財)日本サッカー協会1級審判員板矢智志、(公財)日本サッカー協会熊本宇城アカデミーコーチ守内魁、北海道サッカー協会事務局員水野夏綺、フットサルソルプレーサ代表大久保航也をはじめとして、小中校の先生としてサッカーに携わっている青木優貴、嶋崎耕太郎、青山拓矢、亀谷知樹、西倉悠作ら、この業界で「横田チルドレン」と呼ばれる後継を多く残していくことは、何よりも誇らしいことです。
緑陽高校サッカー部はこれからも続いていくクラブです。後任の先生が、更なる高みに導いていってくれるものと信じています。
最後になりますが、共に戦ってくれた選手、スタッフ、そして緑陽高校サッカー部に関わる全ての皆様に支えていただいたことに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
チームは離れますが、緑陽高校サッカー部の最大のサポーターとして、今後もチームを応援していきます。試合会場でお会いしましたら、是非気軽に声をかけていただきたいと思います。
25年間、本当にお世話になりました。